2013年4月25日木曜日

Raspberry PiにArchLinuxをインストールしてみた

誕生日プレゼントとして、友人から『なんに使うの?』と言われながらもRaspberry Piをいただきました。
IMG 20130405 212459
Raspberry Piって何?って人は、下記リンクを参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/Raspberry_Pi

さすがに、むき出しのまま使うのも気が引けるので、みんな大好きAmazonでそれっぽいケースを探して装着してみました。
IMG 20130414 024205
こういう小物はスケルトンが良い感じです。

○Raspberry Piを動かすために必要なもの

  1. 700mA確保できるmicroUSB
  2. SDカード
  3. 有線LAN

本来は更に、

  • USBキーボード
  • HDMIケーブル&ディスプレイ

なんかが必要になるんですが、余剰がなかったのと、別に無くても困らなかったので、接続してません。

○Arch LinuxのイメージをSDカードに焼く

Raspberry PiにはOSが入っていません。そのため、OSをインストールしたSDカードを用意し、それをRaspberryPiに設置する必要があります。
インストール可能なOSとして

  • DebianをカスタムしたRaspbian
  • soft float版Debian
  • Arch Linux

などがあります。
他にも、AndroidやFirefoxOSのインストールを行なっている猛者もいますが、今回はArchLinuxを選択してます。
Arch Linuxを選択した理由としては、初期状態でsshが設定されており、LANケーブルさえ挿さっていれば、ディスプレイもキーボードも必要ないという理由からです。

ということで、下記サイトから、ArchLinuxイメージをダウンロードしてきます。
http://www.raspberrypi.org/downloads

zipファイルで、容量は200MBそこそこなので、そこまで時間はかからないと思います。
ここからは、MacOSを前提として、手順を記載します。

・MacにSDカードを挿入
自分の場合は、MacBookAirの11インチのため、USB接続のカードリーダ経由でSDカードを接続します。
・dfコマンドでSDカードのディレクトリを確認する
スクリーンショット 2013 04 14 3 24
面倒なので、詳細な探し方は流します。大体容量でわかると思いますが・・・。

・先ほどダウンロードしてきたArch Linuxのイメージファイルを解凍します。
 ダウンロードしてそのままであれば、ダウンロードディレクトリに入っていると思うので、

unzip ~/Downloads/archlinux-hf-2013-02-11.zip

とします。
 うまく解凍出来れば、Downloadsディレクトリに、archlinux-hf-2013-02-11.img ファイルができているはずです。

・イメージの焼き込み
 ddコマンドを使用して、SDカードへの書き込みを行います。
 コマンド例は、下記の状態を前提としています。

  • ~/Downloads/archlinux-hf-2013-02-11.img が存在する。
  • SDディスクが /dev/disk1s1 として認識されている。
sudo dd if=~/Downloads/archlinux-hf-2013-02-11.img of=/dev/disk1s1 bs=1m

自分の環境では、約2分ほどで書きあがりました。
 あとは、このSDカードを、RaspberryPiに挿せばOKです。

○sshでのログインから、パッケージの最新化

先ほどArchLinuxイメージを書き込んだSDカード、LANケーブル、電源ケーブルをRaspberryPiに接続します。
電源ケーブル差し込むと、勝手に起動が始まります。電源ボタンなるものは存在しません。

なお、電源ケーブルを挿したあと、USBコネクタ脇にあるLEDを確認しましょう。
IMG 20130414 033950
OSが正常に起動されている場合は、5つすべてのLEDが点灯している状態となります。
今回は大丈夫なようなので、このまま進めます。

次に、DHCPサーバのIP払い出しログを確認します。
ディスプレイもキーボードも接続していないため、RaspberryPiのArchLinuxに設定されているIPを確認するためです。
IPが確認できたら、いよいよsshでログインします。

ssh root@[IPアドレス]

パスワードを聞かれることがあるので、『root』と入れておきます。

ログインが出来たら、環境をアップデートしておきましょう

$ pacman -Syu


自分の環境では、パッケージ数も多く30分くらいかかったので、そのまま放置しておきます。

○固定IPを設定する

DHCPのままでは、リブートするたびにIPが変わってしまい、sshで使う上で不便極まりないため、IPを固定にします。
まずは不要になるDHCPサービスを止める

 systemctl disable dhcpcd@eth0.service


そして必要なパッケージをインストール

pacman -S netcfg


パッケージに含まれるサンプルのプロファイルをコピー

cp /etc/network.d/examples/ethernet-static /etc/network.d/raspberrypi


プロファイルの書き換え

vi /etc/network.d/raspberrypi

で、自分の環境では下記の項目を書き換えました。

  • ADDR='[IPアドレス]'
  • GATEWAY='[ルータのIPアドレス]'
  • DNS=('8.8.8.8')

最後のDNSはGooglePublicDNSを利用しています。

起動時にIPの設定を行うように登録

systemctl enable netcfg@raspberrypi


そして最後に再起動

reboot


本体のLEDの点滅が収まったら、設定したIPにsshで接続しIPが設定されていることを確認します。


とりあえず、インストールからSSH接続までできたので、そろそろ使用用途を考え始めることにします。
いろいろなサイトで、いろんな使い方を紹介されているので、迷ってしまいますね・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿