誕生日プレゼントとして、友人から『なんに使うの?』と言われながらもRaspberry Piをいただきました。
Raspberry Piって何?って人は、下記リンクを参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/Raspberry_Pi
さすがに、むき出しのまま使うのも気が引けるので、みんな大好きAmazonでそれっぽいケースを探して装着してみました。
こういう小物はスケルトンが良い感じです。
○Raspberry Piを動かすために必要なもの
- 700mA確保できるmicroUSB
- SDカード
- 有線LAN
本来は更に、
- USBキーボード
- HDMIケーブル&ディスプレイ
なんかが必要になるんですが、余剰がなかったのと、別に無くても困らなかったので、接続してません。
○Arch LinuxのイメージをSDカードに焼く
Raspberry PiにはOSが入っていません。そのため、OSをインストールしたSDカードを用意し、それをRaspberryPiに設置する必要があります。
インストール可能なOSとして
- DebianをカスタムしたRaspbian
- soft float版Debian
- Arch Linux
などがあります。
他にも、AndroidやFirefoxOSのインストールを行なっている猛者もいますが、今回はArchLinuxを選択してます。
Arch Linuxを選択した理由としては、初期状態でsshが設定されており、LANケーブルさえ挿さっていれば、ディスプレイもキーボードも必要ないという理由からです。
ということで、下記サイトから、ArchLinuxイメージをダウンロードしてきます。
http://www.raspberrypi.org/downloads
zipファイルで、容量は200MBそこそこなので、そこまで時間はかからないと思います。
ここからは、MacOSを前提として、手順を記載します。
・MacにSDカードを挿入
自分の場合は、MacBookAirの11インチのため、USB接続のカードリーダ経由でSDカードを接続します。
・dfコマンドでSDカードのディレクトリを確認する
面倒なので、詳細な探し方は流します。大体容量でわかると思いますが・・・。
・先ほどダウンロードしてきたArch Linuxのイメージファイルを解凍します。
ダウンロードしてそのままであれば、ダウンロードディレクトリに入っていると思うので、
unzip ~/Downloads/archlinux-hf-2013-02-11.zip
とします。
うまく解凍出来れば、Downloadsディレクトリに、archlinux-hf-2013-02-11.img ファイルができているはずです。
・イメージの焼き込み
ddコマンドを使用して、SDカードへの書き込みを行います。
コマンド例は、下記の状態を前提としています。
- ~/Downloads/archlinux-hf-2013-02-11.img が存在する。
- SDディスクが /dev/disk1s1 として認識されている。
sudo dd if=~/Downloads/archlinux-hf-2013-02-11.img of=/dev/disk1s1 bs=1m
自分の環境では、約2分ほどで書きあがりました。
あとは、このSDカードを、RaspberryPiに挿せばOKです。
○sshでのログインから、パッケージの最新化
先ほどArchLinuxイメージを書き込んだSDカード、LANケーブル、電源ケーブルをRaspberryPiに接続します。
電源ケーブル差し込むと、勝手に起動が始まります。電源ボタンなるものは存在しません。
なお、電源ケーブルを挿したあと、USBコネクタ脇にあるLEDを確認しましょう。
OSが正常に起動されている場合は、5つすべてのLEDが点灯している状態となります。
今回は大丈夫なようなので、このまま進めます。
次に、DHCPサーバのIP払い出しログを確認します。
ディスプレイもキーボードも接続していないため、RaspberryPiのArchLinuxに設定されているIPを確認するためです。
IPが確認できたら、いよいよsshでログインします。
ssh root@[IPアドレス]
パスワードを聞かれることがあるので、『root』と入れておきます。
ログインが出来たら、環境をアップデートしておきましょう
$ pacman -Syu
自分の環境では、パッケージ数も多く30分くらいかかったので、そのまま放置しておきます。
○固定IPを設定する
DHCPのままでは、リブートするたびにIPが変わってしまい、sshで使う上で不便極まりないため、IPを固定にします。
まずは不要になるDHCPサービスを止める
systemctl disable dhcpcd@eth0.service
そして必要なパッケージをインストール
pacman -S netcfg
パッケージに含まれるサンプルのプロファイルをコピー
cp /etc/network.d/examples/ethernet-static /etc/network.d/raspberrypi
プロファイルの書き換え
vi /etc/network.d/raspberrypi
で、自分の環境では下記の項目を書き換えました。
- ADDR='[IPアドレス]'
- GATEWAY='[ルータのIPアドレス]'
- DNS=('8.8.8.8')
最後のDNSはGooglePublicDNSを利用しています。
起動時にIPの設定を行うように登録
systemctl enable netcfg@raspberrypi
そして最後に再起動
reboot
本体のLEDの点滅が収まったら、設定したIPにsshで接続しIPが設定されていることを確認します。
とりあえず、インストールからSSH接続までできたので、そろそろ使用用途を考え始めることにします。
いろいろなサイトで、いろんな使い方を紹介されているので、迷ってしまいますね・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿